内藤邸 「奥行きの中に緑が映える庭空間」
島根県大田市大田町
- 施工
- 平成27年4月
- 主な庭木
- イトヒバ、モミジ、シャクナゲ、アオキ、雪見灯ろう、三瓶石など
重圧感のある石を取り除き、イトヒバは動かさず庭の模様替えをしたい。
主木であるイトヒバの足元の重圧感のある石と低木(サツキ等)を取り除き、空間にゆとりをもたせることで奥行きを出しました。
またマウンド(築山)を美しく立体的に見せるためにハイゴケ、スナゴケ、スギゴケを使用しました。

まずはイトヒバ右下の重圧感のある石を取り除きます。
人力で取り出すことが困難だった為、25㌧ラフター(クレーン)で吊り出しました。

重圧感のある石を取り除くと空間にゆとりが出来ました。
さあ、これから模様替えのはじまりです。

イトヒバの足元の低木(サツキ等)はすべて取り除きマウンドの形状を出します。
形状変化に伴い景石もすべて組み替えていきます。
重量のある石は三又、チェンブロッコを使用して動かし据え付けます。

この庭空間は玄関前・キッチン・リビング・周り廊下・茶室の5方向から眺めることが出来ます。
落ち着きと奥行きを5方向から感じていただく為にイトヒバを除く全てのものを組みなおします。

飛び石も組み換え

スナゴケ

ハイゴケ

スギゴケ


施工前の空間



施工後の空間