土肥邸 土肥の杜「家族で楽しむ庭空間」

島根県大田市長久町
施工
H28年4月
庭木
ジューンベリー ソヨゴ コナラ ブルーベリー ハクサンボク シャクナゲ
下草
ボタン シャクナゲ ギボウシ  
シノブコケ・ハイゴケ・アラハシラガゴケ・スナゴケ
その他
カブトムシの幼虫

施主さまからの要望

休みの度に芝刈り、草刈りに時間を取られることも苦痛になり芝刈り、草刈りから開放されたい。
そして、家族(子ども)と共に楽しめる庭空間が欲しいと相談をいただきました。

和田造園からの提案

ご主人を悩ませてきた芝空間に関しては芝の剥ぎ取り処理をおこない、剥ぎ取り後、防草シート(グラスガード)を敷き雑草が生えにくくすること、そして野外でイベントなどをおこなうエリアにはコンクリートを使用せず安定した足元を確保するためにグラベルフィクス敷均しを提案しました。
リビングから見えるエリアには雑木林と里山をイメージさせる木立や低木・コケ、また初夏にはカブトムシが採取できる空間など年間通して家族で楽しめる空間を提案させていただきました。

土肥の杜「家族で楽しむ庭空間」土肥邸映像紹介

完成予想模型

土肥邸 土肥の杜「家族で楽しむ庭空間」の提案模型

弊社ではマウンドの形状や景石、木々の配置など門柱前・玄関扉前・リビング(室内)・駐車スペースの全ての角度から立体的に見ていただくことで、よりリアルに完成イメージを膨らませていただくため模型を作成しました。


土肥邸 土肥の杜「家族で楽しむ庭空間」の提案模型

実際に使用する破砕チップやセラミックサンドを模型に使い、
どの様な素材を使用するかも合わせて確認していただきます。

芝剥ぎ取り作業開始

芝剥ぎ取り前
およそ120㎡の芝エリア、人力での芝剥ぎ取りは非常に困難
その為、重機を使用しての芝の剥ぎ取り作業。
まずはご主人が芝管理の大変さを痛感した芝エリアの工事開始
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さすが重機、みるみる芝を剥ぎ取り作業を進めていきます。

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芝剥ぎ取りもほぼ終了

この状況をみた奥様
「芝がなくなり家を建てた最初の状況になりました」っと一言

グラベルフィクス敷均し作業

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芝剥ぎ取りも完了
これよりグラベルフィクス敷均し作業
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砂を敷均し路盤の整地

グラベルフィクスを安定させるために砂を敷き均し平らな路盤を作ります。
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障害物の部分は型取り加工して敷き均していきます。

※加工もハサミで簡単に型取り加工できます。

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面を合わせながら敷均し固定していきます。
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グラベルフィクス敷均しが終わったところからセラミックサンドを敷き均していきます。

※セラミックサンドとは
 日本三代瓦の1つである石州瓦を粉砕した製品
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グラベルフィクスの表面がセラミックサンドで隠れるように敷き詰めてグラベルフィクス敷均し施工完了。

※歩行や車椅子・乳母車・自転車などの走行も楽におこなえます。
BEFORE
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AFTER
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グラベルフィクス敷きセラミックサンド(石州瓦を粉砕した製品)を敷き均し施工完了!

※画像のようにネコ車のタイヤもハマり込まず楽々走行

グラスガード(防草シート)敷き作業

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家の周囲にはグラスガード(除草シート)を敷き均し雑草対策

※グラスガード
 遮光率99.9%のシートで草の発生を防ぎます。
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障害物の部分は上手に切り取り加工にて施工

BEFORE
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horizontal
AFTER
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グラスガード(除草シート)を敷き
その上にセラミックサンド(石州瓦を粉砕した製品)を敷き均し仕上がり

これで除草作業大幅軽減!!

子どもさんの記念樹 引っ越し

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この度の工事にともないご主人・奥様から

子どもの記念樹 サクラ の木を元気にして欲しい
と要望がありました。

植栽するにあたり保水性があり通気性のよい土壌を作り
サクラを植栽しました。

枕木をハート型に組み親御さんの愛情を表現したところ…
子どもさんが枕木を見て一言

子どもさん「わぁ~ ハートの形だぁ~」

ご主人 「ホントだね~」

ご主人 「子どもハート型が好きなんですよ~」

 私  「そうなんですかぁ~」 (内心 良かった~気づいてもらえてぇ~)

※サクラ元気になると思います。


 

BEFORE
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horizontal
AFTER
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子どもさんの記念樹である画面奥のクロガネモチは

成長が早く高木になる為、塀際から敷地中央に引っ越し

ここならのびのびと成長し木陰を作れます。

四季を通じて家族で楽しむ空間

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土壌作り
山土に土壌改良剤・腐葉土・堆肥を混ぜ耕し作業
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庭木・植物を植栽し育てていくのに肝心かなめの土壌作り完成
耕し土壌改良剤・腐葉土・堆肥が馴染むまでしばらくねかせます。

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土壌も程よく寝かせ馴染んだところで
いよいよ家族で楽しむ空間の主庭の施工開始
まずは景石据え付け
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庭全体のバランスと仕上がりを考え地割りし景石を据え付けていきます。

景石には三瓶石を使用

※三瓶石とは
 島根県大田市にある国立公園三瓶山周辺ででる安山岩
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景石の据え付けが完了

シンボルツリーであるジューンベリー搬入
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シンボルツリーであるジューンベリー植栽完了
樹高4mオーバーの株立ちジューンベリー存在感が凄い!

※このサイズのジューンベリーなかなか手に入らないんです…

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庭が仕上がっていく状況を撮影されるご主人

ご主人「段々と様子が変わっていくのが楽しみでやれんですわ」

 私 「仕事の都合で毎日変わっていく状況を見れんぶん
   余計に楽しみでしょ」

ご主人「そがですわ~」

 私 「ここからまだまだ空間が変わりますよ~
   楽しみにしといてくださいや」

ご主人「そがですか~ 楽しみにしときます(笑)」
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写真を撮るご主人を撮影する私
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少しづつ模型の仕上がりイメージに近づいてきました。
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おおまかな植栽とマウンド形成が完了したところで
破砕チップの搬入
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チップを敷き詰めることでマウンドの土の流失を防ぎより自然な仕上がりを作り出します。

そして、カブトムシ幼虫の飼育エリアを作ります。

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朽ち木と破砕チップを敷均していきます。

この朽ち木のエリアがカブトムシ幼虫の育成エリア
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チップ敷均しも終わりいよいよ仕上げのコケ張り

コケが入ることで空間の美しさと立体感がグンと上がります。

ご主人が、作業をしている私を撮ってくださいました。

ご主人「和田さんすごい笑みがこぼれてますよ!」

 私 「コケを張ってるとテンション上がるんですわ~」


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仕上げのコケ張り作業も終わりに近づくとご主人もコケの美しさのとりこに!

ご主人「このコケの仕上がりヤバいわ。。。。」

 私 「綺麗でしょ!」

ご主人「ホント潤いをもったコケの美しさマジでヤバいわ」

 私 「でしょ!」

ご主人「自然に笑みがこぼれる意味がわかるわ~」

っと、こんな感じで会話と作業が進み作業も完了!

※ご主人のシャッターをきる音が終始鳴っていました。
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リビングから眺め

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リビングから眺め

親子でカブトムシの幼虫採取

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弊社の植木畑にある破砕チップの山でカブトムシ幼虫の採取

親子で幼虫採取を体験していただきました。

子どもさん「とうちゃん幼虫出てきた!見てみて!!」

土肥父 「ホントだな!大きいのが出てきたな」

幼虫が出てくるたびに「キャーキャーと歓声が上がってました
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採取したカブトムシの幼虫
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先程捕獲したカブトムシの幼虫を、土肥の杜「家族で楽しむ庭空間」のカブトムシエリアに

無事に引っ越しさせました。

初夏には自宅の庭先でカブトムシが採取できる予定!
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vertical
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土肥の杜「家族で楽しむ庭空間」が完成です。